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Mondo Piano Music Journal

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トムとジェリーはどちらが上手?

弥次さん喜多さん。或いは、八っつあん熊さんといったニュアンスがあるのでしょうか、トムとジェリーと言えばサイモンとガーファンクルが学生時代に名乗っていたコンビ名。そして猫とネズミのトムとジェリーのアニメーション。1932年のアニメーション「トムとジェリー」は、サックス・セールスマンの青年コンビの漫画映画です。ケガをしている飼い犬はスヌーピーに似ているし、ミッキーマウスを思わせるネズミたちも出てきますよ。それにビールを飲む時にアップになった農夫は、ポパイにそっくり。

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壊れかけのラジオ、ならぬ、壊れかけの大ピアニストと言われたホロヴィッツ。バブルの上り坂だったでしょうか、ピアニストの演奏会としてチケット料金は高すぎたかも知れません。ホロヴィッツのマネージメントがどういう要求だったのかは分かりませんけれども、ホロヴィッツ自身のピアノを演奏会場で使用する条件をクリアするために日本招聘側のコストも大きかったことは確かでしょう。

演奏会までの段取りがどうだったのか。老ピアニストの体調がどうだったのか。物珍しい日本の風がどうだったのか。演奏前にインタビューやらプレスやらと、煩わせるものも多かったでしょうね。例え演奏会が夢のごとし上首尾だっても、チケット料金の話題は小さくなかったんじゃないかしら。

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心霊探偵八雲のアニメーションが、NHK BS-2で放送スタート。2010年10月3日日曜日、午後11時から。第1回のお話しは、誰も居ない旧校舎でショパンの“別れの曲”が聴こえたって噂を聞いて、訪れた少女に起こる霊現象。彼女は自分の不注意で死なせてしまった姉にされている災いだと思っていたようです。「人の魂の本質は闇だ」と締めくくられているけれども、少女がずっと心に抱えてきた負い目、苦悩に霊現象を呼び寄せる要因があったのでしょう。

ショパンの“別れの曲”は、練習曲第3番ホ長調。『別れの曲』という標題はショパンを題材にしたフランス映画の邦題に由来し、このように称されるのは日本だけのようです。海外での愛称は「Tristesse」で、この曲から「悲しみ(哀しみ)」や「憂鬱」を海外の聴き手にはイメージさせているようですね。12曲をまとめて1833年に初版出版、生涯の友情のはじまりにフランツ・リストへ贈られた曲集です。

少女の心の中にある「憂鬱」を宥めるための、お姉さんからのピアノの旋律だったのでしょう。


歌劇「椿姫」第一幕への前奏曲
ヴェルディ作曲
トスカニーニ指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団

  • ジュゼッペ・ヴェルディ Giuseppe Verdi[1813~1901] イタリアの作曲家。イタリア近代オペラの完成者。作品に「リゴレット」「椿姫」「アイーダ」など。
  • アルトゥーロ・トスカニーニ Arturo Toscanini[1867~1957] イタリアの指揮者。ミラノのスカラ座音楽監督、ニューヨークフィル・NBC交響楽団などの指揮者を歴任。
  • ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団 New York Philharmonic 現代アメリカの代表的交響楽団の一つ。正称ニューヨーク・フィルハーモニック。ニューヨーク・フィル(NYP)と略称される。1842年、合衆国最初の本格的な交響楽団として活動を始め、91~98年常任指揮者を務めたアントン・ザイドルAnton Seidl(1850―98)により演奏水準が高められ、20世紀初頭にはワルター・ダムロッシュWalter Damrosch(1862―1950)、マーラーらが指揮者を務めた。1920年代に、ナショナル交響楽団、ニューヨーク交響楽団などを吸収・合併、メンゲルベルク、トスカニーニという名指揮者を常任指揮者に迎えて活動した。第二次世界大戦後はワルター、ミトロプーロスらに次いで、58年からバーンスタイン、69年からセル、71年からブーレーズ、78年からメータ、91年からマズアが音楽監督を務めた。2002年5~6月、日本を含むアジア演奏旅行等を行ってマズアが退任後、同年9月からはマゼールが音楽監督に就任。2002年現在楽員数106名。リンカーン・センターのエバリー・フィッシャー・ホールでおもに演奏するほか、多くの演奏旅行、録音を行っている。初来日は1961年(昭和36)。
  • HMV130 卓上型蓄音機の傑作。英国製。

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スクールゾーン

美しき夕暮れ ドビュッシー作曲

 フランス歌曲の夕べには、フォーレの「月の光」と共にかならず演奏されるフランス歌曲の名曲。ドビュッシーは、はじめの頃は歌曲ばかりを作曲しています。そしてその歌詞はどれも甘く、誘惑に満ちたものばかりです

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Beau Soir

Lousque au soleil couchant les rivières sont roses,
Et qu’un tiède frisson court sur les champs de blé,
Un conseil d’être heureux semble sortir des choses
Et monter vers le coeur troublé,
Un conseil goûter le charme d’être au monde,
Cependant qu’on est jeune et que le soir est beau,
Car nous nous en allons,
Comme s’en va cette onde
Elle à la mer,
Nous au tombeau.

夕日が沈むときに川の流れは薔薇色に染まり、
暖かな揺らめきが麦畑に広がる、
幸せへの誘いがそこから漏れ出すように見える
そして不安な心へと上って、
この世の美しさを味わえと勧める、
若くそのように美しい夕べの間に・・・
われわれも至るだろう、
この水のように
水は海へ、
われわれは墓に。

 ドビュッシーは音楽の英才教育を受けました。商家の長男に生まれていますが、音楽家とはゆかりのない家柄のようです。嗜みの1つとして、音楽教育を受けることになったのでしょう。9歳の時についたのが、ポール・ヴェルレーヌの義理の母親であるモテ・ド・フルールヴィル夫人という本格的なもの。裕福さと彼女の後ろ盾があるからこそ、10歳でパリ音楽院に入学が許されたのでしょう。

 才能を秘めていたことは確かですけど、早期に本格的に学ぶことは大切なことではないかと考えています。子どもの頃のわたしが、関心を持ったものにたいして今思えば無理をしたのだろうとわかるものを、本にしても道具にしても母が揃えてくれたのがわかる想いです。時間つぶしの遊びで済ませないで、ほんの少しのハードルならば(手に負えないと思ったならば、元の位置に飛び戻れる程のものと言うことでしょう)冒険をしてでも本物を体験しなさいと良く言っていました。

http://amadeusrecord.potika.net/ 2009年8月3日の記事。紹介していたYOUTUBEのリンク先に変更がありましたので更新しました。


♪月の光に花も草も

堀内 敬三:詩、ブラームス,ドイツ民謡。竹久夢二:絵。小鳩くるみ:歌。

 “Sandmännchen” aus “Volkskinderlieder”

「眠りの精(砂の精)」は、ブラームスの編曲による「14の子どものための民謡集」の4番目の曲です。

1858年頃から書きためられた曲をまとめた「14の子どものための民謡集」は、ブラームスと親しい関係にあったシューマンの死後に、ブラームスがその子供達のために贈っるために作曲されました。メロディ作りには苦労していたブラームスですが民謡の旋律を借りて、ブラームスらしい美しさがあります。

ドイツでは、詩人フリートリッヒ・シュペー作詞による「ベツレヘムに生まれたもう」としてクリスマスキャロルの定番となってもいます。

ちなみに、砂の精とは、夜に子供達の目に砂をかけて眠らせてしまう妖精のこと。ドイツの作曲家フンパーディンク(Engelbert Humperdinck/1854-1921)のメルヘンオペラ「ヘンゼルとグレーテル」の中にも登場します。この物語では、日が沈みかけた森の中でイチゴを積み終えたヘンゼルとグレーテルに魔法の砂をかけて二人を眠らせてしまいます。単独で歌われる機会の多い、ドイツ・オペラの有名なシーンの1つに数えられます。



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