Yulianna Avdeeva
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- On 31 10月 | '2010
Mondo Piano Music Journal
日本でだけ、“別れの曲”の題名で親しまれている練習曲 作品10第3。1934年のフランス映画「 Le Chanson de L’adieu 」が日本で後悔された時に“別れの曲”の邦題が付いて、映画の中で繰り返し登場した曲をさして「映画“別れの曲”で聴いた音楽」が折々に紹介されていく途中で『別れの曲』とあたかもついていたかのようになってしまいました。
台風14号が九州の東側を北上しています。沖縄、奄美では大変な被害を出しているようで心配です。さて、熊本は多くの皆様からご心配を頂いていますけれども、朝のうちは東の空は写真のような「不思議な空模様」とは、こういう様子をさしているのではないかと思いました。
不思議な話と言えばオペラには、突拍子もない展開があるものです。クラシックの音楽で最もゴージャス、高級嗜好なので敷居が高いという声もあるけれどもオペラほどストーリーや音楽様式に1度馴染んでしまえばクラシック音楽のジャンルの中で最も面白いものではないでしょうか。
10月29日は、モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》が初演された日です。
円盤は中心近くなるほど、再生が厳しくなります。それが分かっていながら円盤形のレコードが多くのレコード会社に採用されたのは、大量生産が容易だから。シリンダー式の録音メディアは線直線の優位性は認められながらも、円盤形のレコードがミゾの間隔を狭めていくことで長時間の録音、再生を可能にしたのに対して、録音時間が長くなるに連れてシリンダーが大きいか、長いものが必要になってライブラリ性が低くなっていく。100年後の、ベータ方式とVHS方式のヴィデオテープの顛末を重ね合わせれば理解しやすいと思います。
良い音楽なのに録音される、録音されがたいのには曲の演奏時間も関わってきます。売れる曲だと分かれば録音、販売がスムーズなのは言うに知れずですけれどもSPレコードの時代だと、まだまだ売れる曲売れにくい曲は未知数。それよりも録音しやすいという事が大きく立ちふさがっていたのではないかしら。
悲痛な響きを漂わせながら、息絶えるように終わるチャイコフスキー(1840〜1893)の交響曲第6番。“悲愴”というタイトルは、初演を聴いた弟・モデストの発案で名付けられ、チャイコフスキー自身も気に入っていました。ところが、この初演からわずか9日後に、チャイコフスキーは生水を飲んでコレラにかかり、死んでしまいます(一説には自殺ではないかとも言われています)。まるで自らの死を予感したかのようなこの交響曲は、印象的なネーミングもあいまって、広く親しまれています。
TCHAIKOVSKY: Symphony No. 6 in B minor, Op. 74, “Pathétique”.
Berlin Philharmonic Orchestra.第1楽章 II. Allegro con grazia 演奏時間 8:42
夕焼け。午前中からお昼ご飯の頃までは空気に厳しさのあった熊本。午後3時を過ぎた当たりからはお洗濯もすぐ乾くんじゃないかと思えるほどの良いお天気でした。もう少しお昼前頃から良いお日和になっていたら出かけられて嬉しかったな。でも、今はそれほど寒さを感じらえずに夜を迎えられそうです。 – from Brightkite