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第290回 蓄音器でレコードを楽しむコンサートのご案内

  • 日時:平成24年6月24日(日曜日) 午後1時30分より
  • 場所:熊本博物館 特別展示室

 

沖縄からの歌特集 沖縄民謡ルネサンスの時代

 

1957年頃からラジオ放送が盛んになり、琉球民謡は丸福レコードに押されていました。そこで奮起したのが丸高レコードでした。東京のビクターレコード会社にお願いして制作を始めたのです。
当時は沖縄から10名ほど東京に船で渡り、約1ヶ月間滞在してかなりレコードが吹き込まれました。
丸高レコードの興隆の時代です。

 

第290回蓄音器でレコードを楽しむコンサートのご案内 沖縄からの歌特集

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美人コンテストに出て、優勝しないでもお仕事が来たり、新しい出会いが始まる。むしろ優勝者よりも面白い未来があったりします。国際コンクールは、入賞することは偉業ではあるけれども達成ではない。遺業に帰されるものではありません。その後に意行とするために活かして欲しいというのが多くの国際コンクールの、開催の本意でしょう。アメリカの名の知れたピアニストのコンクールは、国際的な演奏会を一度だけ公演してくれる。このコンクールの優勝者は10代が代表しています。

Philips 411 034 Argerich Fraire

結果、あまり話題に残らなかったとしても演奏家にとってカーネギーホールで演奏出来たことの思い出。客席を埋める沢山の観客の前で演奏するといった体験は、歳若いうちに体に感じておくべきだ。これってウィーン・フィルが若い指揮者にオファーするのにも似ている。物は試しと合わせてみて、楽団員に納得出来ないところがあれば二度とオファーはしないのだそうです。

 

マルタ・アルゲリッチに魅了されて、もう何十年だろうか。女傑といえるような情熱的な空を醸している特異な存在だ。彼女が国際ショパン・コンクールの優勝者で女性ピアニストで最初の存在だったということは、レコードに魅了された後で知りました。確かにFMから聞こえてきた時、国際ショパン・コンクールで優勝したピアニストとしての選曲だったかもしれない。それが世界的に知らせるパワーツールであったのは疑いない。南米アルゼンチンに生まれた彼女が、14歳でヨーロッパに渡った時、もう一人前以上の腕前で24歳で国際ショパン・コンクールに優勝したのも予定通りだと言われた。アルゲリッチのショパンは人気が高い。ピアノ独奏のレコードの中で一番高額ではないでしょうか。リリース時のプレス枚数が少なかったわけではなく、同時期に日本盤を買って聴いていた人たちには予想通りでは無かったでしょう。

 

ショパンのプレリュードは、ポリーニ盤と双璧。プレリュードはショパンのすべての作品集の中で、最高の音楽だから録音も多いけれども多くを制してまで薦めたいレコードは極めて少ない。チャイコフスキーのピアノ協奏曲は、何度も録音がレコード化されている。指揮者は全部違うけれども、シャルル・デュトワ指揮のドイツ・グラモフォン盤は極めてレアなレコード。プレミエがつくような一枚。アナログ全盛の頃のレコードで、ピアノ演奏で高額になっているのは直ぐには別の名前が浮かばない。この1970年代のチャイコフスキー:ピアノ協奏曲 No.1 は日本映画『冬の華」の劇中に使用されました。

 

ネルソン・フレイレとの二台ピアノの曲集は、当時わたしの周りのジャズ・ファンにも評判の良いレコードでした。ジャズ・コーナーにあっても馴染みそう、ジャケットのワイルドな感じだけでなく、演奏の内容もクラシック音楽の愛好者よりもジャズ、ロックのマニアには楽しんでもらえるでしょう。クラシックとジャズとの違いが何かを、ピアノ・ミュージックでわかることでしょう。演奏が魔女のようにすごい。豊かな知性が全て熱情へと昇華され、自由奔放、変幻自在に奏でていく。どの作品を聴いても、ほとんど瞬時にアルゲリッチの演奏とわかり、また同時にその作品の真髄を聴いたと思わせるのは、超一流のピアニストでもざらにはいない。最近ではアルゲリットと同じ、国際ショパン・コンクールで優勝したユンディ・リが同様。真髄といって、再現芸術としてのクラシック音楽の演奏でも、作曲家の言いたいことを今のわたし達にわかるように噛み砕いて表現してくれるのではない。どこかカラヤンに似ているかもしれない。彼女の演奏は全て素晴らしいがアルゲリッチの演奏盤を選ぶとき、作曲家でも作品を聞きたいからでもないところはジャズを楽しむのにも似ている。

 

6月5日は、マルタ・アルゲリッチの誕生日です。

視聴できます

バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ

アマデウスクラシックス!クラシック専門アナログ初期LP通販:❝神の手で創られた❞ 史上最高の女流ピアニストの日 via amadeusclassics.otemo-yan.net

何かがわたしを導いてくれる。・・・そう常々言っている指揮者のズービン・メータ。昨年の東関東大震災のあと、いち早くチャリティーコンサートを開いたのもご縁でしょう。
インド生まれで、初めて西洋クラシックの世界で成功した音楽家。彼が30歳代に続々とリリースしたアナログ・レコードには、そのことが絶えず纏ついていました。

Zubinmehta_la_1978

それだけでもエキゾティックな印象を受けたのに、その頃聞いた曲が《春の祭典》であり、おそらくこの曲を最初に聞いた時の指揮者だったのではないかと今朝、改めて気がついたところです。

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